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  • 2023年3月10日
  • 聴覚

第9回茨城学生建築展で学生がJIA茨城賞を受賞

写真左はJIA茨城賞を受賞した古谷さん(右)と同協会常務理事の河野正博氏(株式会社河野正博建築設計事務所 主宰:左)、右は受賞者プレゼンテーションの様子

2023年2月16日 木曜日に開催された茨城県建築士事務所協会主催の「第9回茨城学生建築展」の審査において、建築学コース3年の古谷 亮太さんが「居住者たちが自営する長屋の町並み」の設計課題作品で、JIA茨城賞を受賞しました。

この建築展は、茨城県内の建築関連科目を有する大学、専門学校等それぞれから選ばれた作品のみ応募が可能であり、学生らしい発想力とデザイン性、そして新しい考えを提案する作品が評価されます。本年は、笠間市地域交流センターいわま(多目的ホール)にて対面で表彰式及び受賞者プレゼンが開かれました。

受賞に際し古谷さんは「今回、JIA茨城賞を受賞でき大変光栄に存じます。本作品では江戸時代から生まれた多くの人が集まって暮らす長屋の一種「棟割長屋」を参考に、集合住宅を設計しました。長屋の「表」で商いの場を、「裏」で居住者間のコミュニティづくりを行うことで、新たな「共助」の形を提案しました?と語ってくれました。

JIA茨城地域会会長の大山 早嗣氏は、この作品を「社会的課題に対し真摯に取り組み、表となる「みせ」の運営形態に踏み込んだ提案のうち、居住者だけでなく地域の人と共働することで持続的な運営ができる点を示した上で、図面や模型からは全体の景観形成までも意識していることが読み取れる」との批評を頂きました。

JIA茨城賞は、昨年の井ノ川さんに続き、2年連続の受賞となります。後輩たちもぜひ続いて欲しいと思います。

作品詳細は建築系ホームページからご覧いただけます

(産業技術学部産業情報学科 北橋 主税/2023年3月10日)