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- 2022年10月 5日
- 聴覚
手話言語研究者が学長を表敬
2022年10月3日 月曜日、「第14回国際手話言語学会」(主催:国立民族学博物館)で来日していた米国コネチカット大学のマリー?コッポラ准教授(写真中央右)と米国バーナード?カレッジのアン?センハス教授(写真中央左)が、学長表敬及び産業技術学部授業の見学などを目的として本学天久保キャンパスを訪問されました。
二人は中南米のニカラグア(1970年代に初めての聾学校が設立されています)に暮らすろう者が使うホームサイン(家庭手話)や手話言語の研究を続けており、「日本手話言語基礎」授業において、二人から研究の内容をASL(アメリカ手話言語)で説明していただきました。学生からは「時間経過とともに手話の表現の仕方が体全体から手に変わっていった。無駄なジェスチャーを省くことで一つの手話にかかる時間が短縮され、同じ時間で話すときに大きな差が出てくることを学んだ」、「世界中の誰もがみな、地域で共有の手話で語り合える未来を築くには、周囲との交流を通して、コミュニケーション方法を探すことが大切だ」などの所感がありました。
今回のご訪問で二人は聴覚障害学生と視覚障害学生が学ぶ本学との交流を深めたいと感想を述べられました。
写真は学長表敬の際の記念写真です。
(障害者高等教育研究支援センター 大杉 豊/2022年10月5日)