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  • 2022年8月 1日
  • 聴覚

順天堂大学医学部「手話の病院」企画への参画

写真左は手話を使って医師とのやり取りを試みる学生、写真右は参加者全員で実施した振り返りの様子

2022年6月21日 火曜日、本学障害者高等教育研究支援センターの大杉 豊教授、小林 洋子講師、情報アクセシビリティ専攻の大学院生が、順天堂大学医学部学生(3年生)6名を対象とした、「手話の病院」企画への参画を行いました。「手話の病院」は、ろう者が医療者(医師、看護師、薬剤師、医療事務職員)役、きこえる医学生が患者役に扮して"手話言語"がコミュニケーション手段となっている病院を受診するという設定で実施される、ロールプレイを用いたシミュレーション教育のひとつです。言葉が通じない状況で医療機関を受診するというのはどのようなことなのか、体験を通して学ぶことを目的としています。

これまで大杉教授のチームでは、本学学長裁量経費助成による医療関連プロジェクトにおいて「病院で働く手話言語通訳者の全国実態調査」報告書を発刊するなど活動を続けてきました。その経験が、「手話の病院」企画への協力に活かされています。このシミュレーション教育が全国の医学教育機関で、地域の聴覚障害当事者団体と連携して取り組まれることを望みます。

本件は順天堂大学よりプレスリリースされましたので、ぜひご確認ください。(外部リンク:順天堂大学ホームページ

写真左は手話を使って医師とのやり取りを試みる学生、写真右は参加者全員で実施した振り返りの様子です。

(障害者高等教育研究支援センター 大杉 豊/2022年8月1日)